私の敵はチビ会長






カツカツカツ



沙織のちょっと高い室内用のヒールが冷たい音をだす


それがよけいに不安をかき立てるんだ






…沙織がヒールってめずらし




いつもファッションに気をつかう沙織だけれども、靴だけは校則を守っていた



なぜかは知らないけど、ある人との約束なんだって








いったいどこに連れて行く気なんだろ?




廊下にもうあたしたち以外人がいなくて、これは授業開始時間がもうすぐだということを意味する







…沙織









『…はいって?』




え…?



ここって空き教室じゃん





あたしが戸惑っていると手が背中に伸びてきてあたしを押す






『わっ!!?』





ガラララ


ピシャッ





反動で床に倒れたあたしの後ろでドアが閉まっていく






いたた…。

なにする…






『ちょっと!?これどうゆうこと?』

『な、なにが…え?』




怒鳴られて驚いたあたしはすぐさま沙織に視線をうつすと





…な、…なにこれ?




沙織の手には一枚の写真



あたしはそれから目が離せなくなってしまう




だって…だってそれは













あたしと会長が抱き合ってる写真












『えっ!?なにこれ!!!』



急に飛び上がったあたしを見て沙織は一瞬たじろいだけど、


沙織も意味がわからないと言わんばかりに眉をひそめる




その写真を渡してもらい、この手で確かめる






え、本物の写真?



でもこんなことあたししてないし…


てかこんなものどこで…






『沙織?これどこで手に入れたの?』

『え?あー…私が朝一番に学校にきたら、黒板に貼ってあった』





















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