私の敵はチビ会長
<志穂>
『はぁ〜…。そこに公園があるんだけど寄ってく?』
若干飽きれ気味にそう言った会長は絶対分かってる…
ていうかあたしが教えようなもんか…あれじゃあばれるよね…
あたしは夜が大の苦手…。
もちろん幽霊やお化けなんて論外…
お化け屋敷すら入れないほどの重症で、一人で帰りたくなかったから会長を呼び止めてしまった
はぁ〜…バカなことした…
いま嵐の後悔中…
だってこの弱点は沙織と家族ぐらいしかしらない秘密なのに…
なんでよりもよってあいつにバラしちゃったんだろ…
そんなことを考えながらベンチに座ると、いきなり会長が飲み物買うって言い出した…
確かに喉は渇いたけと…
自動販売機ぐらいに二人でいくのもあれだから…
その間一人にされちゃうじゃんっ!!
無理!!
『いらないっ!!』
精一杯の力でベンチへと会長を引き戻す
でも勢い余ってベンチに激突…痛そうぉ〜…。
会長も片腕で腰をさすって、本当に痛かったみたい
ごめん…会長。
あたしってダメダメだな…
なんにでも人に迷惑かけちゃう…特に会長には…
自己嫌悪になっていても、寒いことには変わりはなくて…
めっちゃ寒い!
やっぱり暖かい飲み物貰っとけば良かったかも…
しかも女子は制服がもう夏に向かってるから
超〜薄着!!
あ〜…寒いよ…。
『志穂。こっち向いて?』
急に会長に呼んばれて反射的に急いで振り向く…
フワッ
会長が優しい笑顔でなにか暖かいものを首に巻く
そのときの会長の笑顔がすごく輝っていて思わず見とれてしまうほど