おやすみ
こんにちは
再び話が盛り上がり、ふと気づけば、もうお昼であることを時計の針が告げる。

「何食べようか?」

「そうだなぁ~。俺は弁当あるから、それ食べるよ。」

「味噌汁つけようか?」

「たのむ。」

「分かった。まぁ休んでて作るから。」

そう言って、妻は台所に立つ。

「なんか手伝うか?」

「気持ちだけで十分。」

「そうか。」

テレビを消し、俺は静かに待つ。

いや、妻の姿を眺めながら待っている、という方が正しいかな。

料理自体そんなに時間がかかることなく、テーブルに並んだ。

味噌汁の具は、豆腐にワカメ、薄あげも入っている。俺が好きな具だ。

味噌汁と並べて、弁当を開けた。

「いただきます。」

と、食べ始めた。

< 7 / 17 >

この作品をシェア

pagetop