てでぃべあ
恥ずかしかったけど私は手をひろげて

「祐紀-っ!!」

と叫んだ。

すると祐紀は近づいてきておもいっきり私を抱き締めてくれた。


「あったかい…」

祐紀は身長が高く、私と祐紀の身長差は24cmもあったため大きく包み込まれ安心感があった。



そしてまた朝礼台に座って話した。


祐紀はバスケットボールをもっていたためバスケをすることになった。


「祐紀パスっ♪」

「ほいっ!」

いつの間にか最初の沈黙が嘘だったかのように二人の距離は縮んでいった。


そんな楽しい時間はいつまでも続くはずはなく祐紀の門限の時刻になってしまった。


「俺帰らなきゃ…。」

「そっか…」

「ちゅーしたい?」

突然祐紀がいいだした。
その言葉のせいか私の心臓はバクバクした。

「え…あ…えと…っ」

また沈黙になってしまった。

なにもしないまま時間がすぎて祐紀の門限から10分もたってしまった。


「やべ…俺まじ帰らんとかん…」

「そっか…」
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