エクスタシー~極上のオトコ!?~
アタシは運ばれてきたシャンパンを飲みながら、立山の『参上』を待った。


立山はすぐに現れた。


レースクイーン風の女を連れて……。


はい?


その女の挑戦的な目を見ていてピンときたが、アタシはあえて
「こちら、どなた?」
と、優雅に聞いてやった。


「ご、ごめん。出かけようとしたら、カノジョに見つかっちゃって」


立山はバツが悪そうに頭を掻く。


そりゃそうだろ。


いかにもナンパなアルマーニの勝負服を着て、でかいエルメスのプレゼントボックス持ってれば、どんな鈍い女でも気づくっちゅうの。


問題はなんでその女が直前まで一緒に居たのかってことだ。


「ま、まぁ、立ち話もなんだから、座ろっか」


立山はカノジョのためにイスをひいてやった。



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