エクスタシー~極上のオトコ!?~
浜田建設の事務所兼自宅。

その玄関の前に立った。


セキュリティーカメラが私をにらみつけている。


わわ……。


私は震える指で呼び鈴を押した。


「あ、あの……。さ、さ、三丁目の関谷ですけど……。りょ、良太くん居ますか」


緊張のあまり、友だちを誘いにきた子供みたいなセリフを吐いていた。


「社長に何の用や」


インターフォンを通して答えたのは関西訛りのある男の声だった。


ドスのきいた声音に震えそうになる。


「あの……。えっと、ケ、ケータイ返してもらえないかなー、と思って」


私の声は恐怖のために、ところどころ裏返った。


「ケータイ?」


「きょ、今日、良太くんが借金取りの人から取り上げたヤツなんですけど」


「………」


沈黙が怖い。






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