エクスタシー~極上のオトコ!?~
『お会いしたく……』


『お会いしたく……』


『お会いしたく……』


その部分を何度も読み返した。


徐々に動悸が激しくなってきた。


「うそ……」


「どうしよ……」


一人の部屋で何度も呟いた。


ノゾミさんは私のことを美化しているに違いない。


会えば、失望するに決まってる。


私だってBL作家さんのサイン会に行って、何度絶望したか知れない。


けど、まさか自分が人様を失望させることになろうとは……。


かと言って、断る理由も見当たらない。


私の都合のいい時間と場所に合わせると言ってきているのだ。


「どうしよ……」


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