エクスタシー~極上のオトコ!?~
私はノゾミさんからのメールを読んで途方にくれ、頭を抱えた。


ピンポンピンポン――…。

その時、玄関の呼び鈴を激しく押す音が聞こえた。



こんな押し方をする人間は美穂しかいない。


忘れ物をして引き返してきたときなどは、もっと激しく鳴らして「早く出ろ」と家人を急かす。


私は急いで立ち上がった。


玄関のドアを開けると、案の定、美穂が立っている。


両手に巨大なビニール袋を抱えて。





< 30 / 417 >

この作品をシェア

pagetop