龍の花嫁~ちはやふる・冬絵巻~
男の肉体はゆっくりと俺の元へと降りて来る。
男の心から俺と同じ恋情を感じる。男は少女に思いを馳せていた。
俺と男は激しく…引き合う。
俺は少女に逢いたいが為に…男の魂を喰らい…男の肉体を手に入れた。
再会した少女は成長し…女になっていた。
女は男を愛していた。男の姿をしているが…俺は女の愛した男ではない。
女は…俺の手を払い、男の後を追った。
あれからどれくらい年月が流れただろう?
俺は適当に転生し…今に至る。