王子様の甘い誘惑【完】
「理生ちゃんって、もしかして蓮の家政婦?」
あたしが顔を上げるとユキ先輩はジーッとあたしの顔を見つめた。
「あ……はい。一応」
「蓮の家政婦なんて大変だね?もし困ったことがあったら、俺に相談してよ。少しくらいは力になれるかも」
うわぁ……。ユキ先輩って優しいなぁ……。
「おい、ユキ。お前、余計なこと言うんじゃねぇよ」
蓮は煙草をふかしながらユキ先輩のことをギロッと睨む。