愛されなくても愛してる
平気

次の日の朝 鏡を見たら

ぼくの顔には

赤や青の色がついて

プクっと腫れてた。





ママはぼくの顔を見て

目をそらして言った。





「今日 保育園の先生に

[どうしたの?]って

聞かれたら

[転んだ]って言いなよ」





『うん、わかったよ!』

ぼくはママに言った。

笑いながら言った。







ママの言う事を

ちゃんと聞かなくちゃ。



ママが嫌がるから

ちゃんと笑わなくちゃ。







あれはぼくが

悪かったんだ。





ママは本当はぼくを

叩きたくないのに

ぼくが悪かったから

叩いたんだ。







ママ



もう ぼく泣かないよ。

もう ぼく悪い事しないよ。



ぼく 良い子になるよ。







だからママ

またぼくを愛してね。







ぼくが生まれた頃みたいに

毎日ぼくに

笑いかけてね。
< 26 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop