愛されなくても愛してる
保育園に行くと先生達が
ぼくの顔を見て
ビックリしていた。
ママは先生に
「昨日 階段で転んで…」
って言ってた。
ママが行った後で
先生はぼくの所へ来て
「お顔…どうしたの?」
って聞いた。
ぼくはちゃんと答えた。
『転んじゃったんだよ』
ぼくは笑いながら答えた。
そしたら先生は
「…そう。痛くない?」
って
ぼくの顔をそっと撫でた。
…ぼくは泣きそうになった。
この手がママだったらな。
この手がママだったらな。
そう思ったら
ぼくは泣きそうになった。
ぼくは先生に言った。
『平気』