きっと好き
「あ、ひかる、今日の放課後に体育委員会あるんだってさ。
終わるの待ってるね。」
神谷が私の隣に座りながら言った。
「えー…。委員会ヤダなぁ…。」
委員会の中でも“面倒くさい”No.1の体育委員を押し付けられて
去年に引き続き、断りきれなかったんだ。
「別に待ってなくてもいいよ。
多分長くなるから。」
「ううん。待ってる。」
「……うん。」
最近神谷にニコッと笑われると、何も言えなくなってしまう。
「ひゅーひゅー♪」
美緒が古い感じの茶化し方ではしゃいでいた。