この夏が終わる頃
アタシ、自殺しようとしたんじゃないから!

自殺なんてしないわよ!


こどもたちの風船が木にひっかかちゃってたから
取ってあげただけ!

それに、自殺なんかしなくても

もう1ヶ月後には、死んでるわよ!」

言ってやった。
勘違いされたって困る。

青年…といっても、アタシと同い年くらいの子は

数秒ポカンとして、また口を開いた。

『死ぬなんて、簡単に言うな!』

アタシは…。

「アタシは言えるわ!

だって…。」

私がその続きを言おうとした時だ。
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