First Love 〜俺に惚れろ〜
「ひゃぁあぁあっ『あー…』ッ!!?『あ〜そ〜ぼ…』ゃゃやゃっ!!!!無理…!!!!」
次から次へと出てくるおばけ達。
ドンッ
つ、次は何!!?
「…ッう?」
「…何やってんだバカ」
「悠っ!?」
「勝手に走ってくなアホ」
ぅ…
「余裕なんだろ」
そう、意地悪に笑いながら言ってくる悠。
いつもならムカつくのに。
それを見たらホッとした。
ガバッ!!!!
思いっきり抱きついてしまった。
「ぉわっ…!!?急になん…」
「うー…っ」
「……はぁ。バーカ」
言いながらも頭を撫でてくれる悠は、やっぱり悠だった。
「……い、意地悪…」
「泣きながらこんな状態で言われてもな」
ま…負けた。
と思ぃながらもしばらく悠に抱きついていた――…。