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「もう行くよ。」



彼の腕の中から言った。




私の言葉に、

彼が体をゆっくりと離す。



私は腕を伸ばして、

彼の前髪にそっと触れた。






ゆっくりと彼の頬に涙がつたう。






私はその涙にキスをして、

玄関のドアを閉めた。



表に止めてある車に乗った途端、

涙が止め処もなく溢れてきた。








ねぇ、私達ちゃんと愛し合ってたよね?











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