執事様!愛して下さい!
『!…陽向』
『お母さん、どうして…』
『…ラリックなんていないの。ラリックは私なの』
『…え、あ…』
状況がつかめない
色々混乱し過ぎてヤバい。とりあえずお母さんはラリック、ラリックはお母さん。でもどうしてここに?
『……今までごめんなさい、事情は今度話すわ』
じゃあね、と笑うとどこかに行ったお母さん。私は声をあげて待って、と叫ぶ
『…おい、やめろ』
『…っ仁さん止めて下さい!』
仁さんが追いかけようとした私の腕を掴んだ
『おか、さん…っ』