ノストラダムスは女子高生
「 …あんた
本気で黙らないと痛い目見せるわよ 」
「 っく……!! 」
怒りに満ちたアキラの腕が
リルカの首を、ギリギリ締め上げて行く
「 ―― アキラ!!
…厚塗りの事は
正直、俺も判ってた!!今更だ!!
もう… もういいんだ!
武器を…武器を捨ててくれ!! 」
「 武器なんか持ってないわよ!!
…何で、いつ気がつくのよ!! 」
「 ―― く…首と顔の色だ!!
これで大概、
頑張ってるかどうかが判る!! 」
「 ―――― !!! 」
「 …豆知識ですね 阿部センセ
ありがとうございます 」
「 いやいや… 」
「 も…
そういうのを
やめて欲しいんだってば!!
―― 私、阿部先生の事好きなんだよ?!
わかってるのになんで…
デリカシーなくない?! 」
「… 馬鹿ね あんたって
…ユウジは天然だけど、
私はワザと言ってんのよ
―― あのトイレ探してた時もね 」
「 … ひ… ヒドイよ……!!! 」
「 …そ、それはヒドイぞアキラ 」
「 この子のが酷いじゃないの!! 」