ノストラダムスは女子高生
「 …あんたさ…
今までにマラソン大会、出た事ある? 」
「 ――… え… 」
「 マラソン大会、運動会
どうなの? 答えなさい 」
「 どっ…て…
た、確かにダルくてキライだけど 」
「 出た事あるか聞いてるの!
日本語わからないのあんたは! 」
「 ―― ばっ…馬鹿にしないでよ!!
国語5なんだからね?! 」
「 自慢じゃないけど私は10よ
私が授業受けてた時の半分しかない、
うっす〜い教科書しか開いた事無い奴が
偉そうな事いわないで欲しいわね
…… あるの?! ないの?! 」
「 … ないわよ 」
「 … そうね それは何故かしら 」
「 だって、毎回雨降るし!
それ私、全然悪くないじゃん!! 」
「 でも、
あんたが楽しみにしてた修学旅行
台風が上陸して、
出発ムリだったハズなのに
見事に、
" 他の場所 "へと逸れて行った …
――― あんた
自分がこういう事多いって
一回も、思った事ないの…? 」