始まりの音-絶対温度-
それから先、祥子ちゃんと紗織ちゃんと関わっていく中で俺は色んな事に気付く。
祥子ちゃんが自然体なのはいつも紗織ちゃんの前だけで、ワガママも、甘えた事も、表情も、彼女にしか見せない。勿論、他に友達もいたけど、どーでもいいように見えた。
なんで祥子ちゃんにとって紗織ちゃんが特別なのか、何となく、分かる。
眼鏡で隠した瞳はいつも見透かすように澄んでいて、それなのに、全部預けてしまいたくなる位優しいから。その徹底した態度も変わる事がなくて、新鮮で、いつの間にか、俺にとっても特別になった。
もしかしたら俺は、紗織ちゃんを好きな祥子ちゃんが好きなんじゃないかと思えるくらい。
こーして傍で、見ていけたらいいと思う。ちぐはぐでまるで違和感があって正反対だけどよく似合う二人を。
「彰俊、何ニヤニヤしてんの?」
「いや、二人とも可愛いーと思って」
一人になりたい、とか思わなくなったのは本当。
俺も、多分、作り笑い、なんて意識せずに笑える様になったと思うから。
「「…キモい」」
「ひどっ!!!」
Fin
祥子ちゃんが自然体なのはいつも紗織ちゃんの前だけで、ワガママも、甘えた事も、表情も、彼女にしか見せない。勿論、他に友達もいたけど、どーでもいいように見えた。
なんで祥子ちゃんにとって紗織ちゃんが特別なのか、何となく、分かる。
眼鏡で隠した瞳はいつも見透かすように澄んでいて、それなのに、全部預けてしまいたくなる位優しいから。その徹底した態度も変わる事がなくて、新鮮で、いつの間にか、俺にとっても特別になった。
もしかしたら俺は、紗織ちゃんを好きな祥子ちゃんが好きなんじゃないかと思えるくらい。
こーして傍で、見ていけたらいいと思う。ちぐはぐでまるで違和感があって正反対だけどよく似合う二人を。
「彰俊、何ニヤニヤしてんの?」
「いや、二人とも可愛いーと思って」
一人になりたい、とか思わなくなったのは本当。
俺も、多分、作り笑い、なんて意識せずに笑える様になったと思うから。
「「…キモい」」
「ひどっ!!!」
Fin
