君との関係はXmas!?【許婚番外編】
「よし!完璧!後は昼からケーキ焼いてチキン焼いて……」
朝早くから食材をキッチンに並べ、
今日のために用意した食材の買い忘れがないかチェックする。
「テーブルにはロウソク飾って、明かりはそれだけにしよう。
聖、暗いとか言って怒るかな?」
ううん。
明が作ったせっかくの料理が見えない、なんて言ってくれるかも。
「へへ……」
聖と過ごす夜を想像すると朝から顔がニヤけてしまう。
「明……何、一人で笑ってんだ……」
ニヤける頬を押さえるあたしの背後から、
羽交い締めするように聖が覆いかぶさってきた。