桜、咲く頃会いましょう。


西本願寺の人々は元々倒幕派の長州藩との結び付きが強い



そこで新撰組が西本願寺へ屯所を移動することでその結び付きをだからと言って断ち切ろうと考えたのが土方さん



でも山南さんはそれに反対している




難しいことは私には解らないけれど土方さんにこれ以上手を血で染めてほしくはないと思ってる




静かになった廊下に恐る恐る顔を出すと困ったような疲れたような山南さんと目があった



「平松さん…」



そんな山南さんを見ていると何か話さなきゃいけない気がして…



無意識に部屋に引き入れていた



「どうぞ座ってください」

「いいんですか?土方くんに怒られてしまいますよ?」

「大丈夫です!!その時はしっかり私が事情を説明するので」

「はは、君は変わりましたね?」


そう言って笑った山南さんの顔はどこか悲しげに見えた


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