君に恋を、チョコに愛を。


陽呂くんは幼なじみである私なんかよりも、ずっとずっと祐輔のことを分かってる。


私は本当にこの数年間、祐輔の何をみてきていたんだろう。

ちゃんと見ていたつもりが全然見れていなかったんじゃないのかな。



「もうすぐバレンタインだし…リベンジしてみれば?」


柚は言った。
陽呂くんも頷いた。


「……私も、おなじこと思ったよ」



もう一緒にはいられない気がするの。


卒業したら社会に出るわけだし、もちろんのこと、就職先だって違うし。



ずっと一緒にいれたのは幼なじみっていう肩書きと学生だったっていうのだけで、大人になったらそんなのあっという間になくなっちゃいそう。



「私、頑張るよ」

「うんっ頑張って!応援してるからね」



ねぇ祐輔。私、伝えたいことがあるんだ。


10年間ずっと言えなかった毎日祐輔を見かける度に募る想い。



長い時間がかかっちゃったけど、聞いてほしいの。




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