君に恋を、チョコに愛を。


―――ピンポーン―…


インターフォンを鳴らすと出てきたのはジャージ姿の祐輔だった。


「……こんばんわ」

「…珍しい…美和から来るなんて」



今日は2月13日。
バレンタインの前日。

あっという間に時は流れ、私にとって運命の日がやってくる。


勇気を振り絞って自ら祐輔ん家を訪ねた。


もうあと数時間したら日付が変わる。


その前に、言いたいことがあって来たの。



「…あ、あしっ明日、のこと、な…んだけど…っ」


あぁ……どうして私はいつだって祐輔と二人きりになると上手く話せないんだろう。


告白でも何でもないのに。ただ言うだけなのに。


「明日って暇?」って。


運がいいのか悪いのか、明日は日曜日だった。



何を言おうにもなかなか喉でつっかえて出てこない言葉をもどかしく思った。


唸るばかりの私を見兼ねた祐輔はフッと笑い言う。
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