溺愛ダーリン&愛しのハニー
 放課後。



 私は濠さんとともに車で銀座に出向く。



 あまり来たことがない老舗○×デパート。


 店内に入ったのはいいが…普通の人が入れないお得意様だけの入れるVIP
ルームに通された。



 さすがは椎名財閥。


 洋風の部屋に輸入家具が並び、調度品もヨーロピアン。



 ソファーに緋色のスーツを着たダーリンが座って、コーヒーを飲んでいた。


 「遅いぞ~濠」



 「申し訳ありません…道が混んでまして」

< 156 / 292 >

この作品をシェア

pagetop