溺愛ダーリン&愛しのハニー

 「珪さまは…ウチの学園にある塔に興味があると父上から聞きました」


 「……あの塔か…」


 「俺と…デュエルしませんか?」


 「デュエル??」


 その言葉にダーリンは瞳を輝かせる。
 

 「ええ~。俺が勝てば…俺たちの学園から去って下さい…。もし…珪さまが
勝てば…俺はあなたの下僕になります」


 「……へぇ~ッ。俺の下僕ね~。面白い」


 全然…面白くないって…。


 「使用する…剣はこちらで用意します。決闘のルールは…どちらかが…胸元の白百合を散せば勝者としましょ」


 ダーリンは羽生先輩の決闘の申し出を快く受け入れた。
 羽生先輩の真の目的が何か?
 私たちは全く分からなかった。



 
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