溺愛ダーリン&愛しのハニー

 「止めて!!!」


 私はダーリンの前に立った。


 「……」


 ダーリンは瞳を隠して、顔を俯かせる。 
 誰にも知られたくない隻眼の秘密を…羽生先輩と雲雀さんに知られ…気を落としていた。


 「……お前は…あの時の…モンスター?」


 「何だよ!?それ??要」


 武士の言葉に羽生先輩は面白がって飛びついた。


 「まあ~両目の色が違うんだ…。『モンスター』と言っても…いいかもな~
 『モンスター』…何か…言えよ~。今までの勢いはどうした??」


 羽生先輩がダーリンをからかう。


 「そんなこと言うの…止めて下さい!!!」

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