溺愛ダーリン&愛しのハニー
 「珪さまも…まだ…意識を戻してない…」


 「珪さまに会いたい!」


 私は強引に身体を起こそうとしたけど…頭も身体も痛くて…すぐにシーツに
身体を預けてしまった。



 「…あの高さから落ちて…二人とも助かったのは奇跡的らしい…プールの
水深の深さが…奇跡を起こしたようだ」


 「……」



 ダーリンが…しっかりと私を抱き締めてくれてなかったら…たぶん死んでいた
かもしれない。



 記憶を…ダーリンと過ごした…すべての記憶を戻したのに…。

 たくさんたくさん…話したいことあるのに…。



 傷ついた身体が…自由に動かせない身体…歯がゆい。


< 200 / 292 >

この作品をシェア

pagetop