溺愛ダーリン&愛しのハニー
 「冬子……」


 冬子がずっと…武士のことを思い続けていたことは気付いていた。


 だから…私は武士と…深くなることが出来なかった。



 ウェイトレスが私たちのオーダーしたチョコパを持って来た。


 「…食べよう~ハニー」


 「うん」


 幼い時は皆で無邪気で遊んでいたのに…大きくなると…お互いに性別を意識し
てしまい感情が…フクザツに絡み合う。


 「椎名君が帰って来たら…Wデートしよっか~」


 「え、あ…うん」


 ダーリンとまだ…デートはまともにしたことがなった。
 クリス君と渋谷に出かけた時…隣を歩いているのがクリス君ではなくダーリンなら
よかったのに~と秘かに思っていた。



 武士&冬子。
 私とダーリン。


 Wデートか~楽しそう~♪

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