続☆オカマに恋した☆
「それでも……想いを貫き通せたら、ほんとの恋なんじゃないかな。

遥ちゃんは、愛に振られても好きでいてくれた。

本物の想いだったと思う。

けどね十年長く生きてるアタシにわかることは、どんな辛かった忘れられない恋も、思い出に変わるってこと。

さっきの話とは矛盾してるかもしれないけど、高校の時の恋を今、

断片的には思い出せても、鮮明には思い出せないかなぁ。

今を生きるって。

そういうものかもしれない。

勿論、アタシと愛は違うからね」

 京ちゃんの言葉が心に染みる。



思い出か……



真奈美のことを思い出す時間も減った。



そんな風に、遥への想いも思い出へと変化するんだろうか?



鮮明には思い出せないないくらいに。



莉紗さんとの思い出だけ増えていくのか。



「思い出なんて、簡単な言葉じゃ片付けらんない」

 それか今の本心だ。



「いくらでも相談にのる。

だから、莉紗さんのことはちゃんと考えて。

遥ちゃんと別れたからには。

無理な要求には応じないで。

そんな時はアタシに話してね。

無駄に十年近く長生きしてないと思うからきっと」

 優しい京ちゃんがいてくれて、ほんとに良かった。


 その時、バックルームのドアがノックされて、扉が開いた。



可奈さんが暗い顔して立ち尽くしてる。



「……愛に五十嵐さんが会いたいって」

 イガラシさん??? 可奈さんの言葉に考えた…



それって、莉紗さんの……まさかっ!!



お母さん???



怖ェエ−ー!!!

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