愛羅武勇×総長様 Ⅱ
「久々の遅刻…」
「だから早くって行ったのに…」
「まぁいいじゃん、柚。どうせなら今からサボる?」
海斗が柚ちゃんを宥めながら歩き出した。
「俺もサボるー!」
遼は海斗に賛成したらしい。
「ま、どうせ暇だし。始業式までに戻れば大丈夫だろ。」
「いいの?新学期始まった初日だよ?」
「バレなきゃいいんだよ。」
「バーカ。6人も教室にいなきゃ、バレるに決まってんだろ。」
槙が遼の言ったことに素早く突っ込んだ。
廊下をちょっと進んだぐらいのところで、止まっていると
「さっさと決めろって。サボんのかサボんねぇのかハッキリしろよ。」
ずっと黙っていた大ちゃんが口を開いた。
イライラしているらしい。
「うん、じゃあサボろうぜ。」
遼が言った一言に、みんな頷いて、屋上へ歩き始めた。