愛羅武勇×総長様 Ⅱ
「柚ちゃん、始業式いつなの?」
「あー、多分2限目じゃなかったかな?」
階段を登りながら、柚ちゃんと話していると、後ろから担任の馬鹿でかい声が聞こえた。
「またあいつら遅刻か!?」
遅刻じゃなくて、サボりだよ。
まぁ、遅刻したからサボってるんだけどね。
「うわっ、佐伯怒ってんじゃん…めんどくせぇなー。」
海斗は呟きながらも、1番に階段を登り終わって、ドアを開けた。
―キィ…
「……………ん?」
「どうしたの?」
柚ちゃんが海斗の側に駆け寄った。
「あ……」
どうやら誰かいるらしい。
「光紀じゃーん!久しぶり!」
海斗がドアの向こうに走っていく。
あたし達もドアまでたどり着くと、髪の短い男の子がいた。
「えっ、斉藤君髪切ったの?」
「ん? あ、美憂おはよー。」
爽やかに笑った。