愛羅武勇×総長様 Ⅱ
「…………あぁ、そういうこと。 まぁ別にいいけど、もう1人入ってもいい?」
「誰だよ。」
そう言ってすぐに、校庭から怒鳴り声が聞こえてきた。
「うわ、誰あれ…」
柚ちゃんが呟くと、光紀がニッコリ笑って「俺の友達」と言った。
茶髪っぽいけど顔はよく見えないな…
走ってるし。
「何、あいつ。 追いかけられてんじゃん。」
遼がボソッと言うと、光紀はさらに笑った。
「ちょっと変わってるっつーか…いいやつなんだけど、よく絡まれるんだよな。」
「名前何て言うの?」
「安田慶太(ヤスダケイタ)。結構天然入ってるけど、俺は気に入ってんだ。」
「あいつか、龍泉に入れてほしいってのは。」
大ちゃんが斉藤君に問いかけると、すんなり頷いた。
「あ、ちなみにあいつも留年決定してるから。
その辺都合よくない?」
「俺はいいと思うけど。」
槙が言うと、遼も「俺も」と言って賛同した。
「……あいつにも言っとけよ。」
大ちゃんも納得したらしい。
「おう。」