君と見た空。
「え?なんで。」

「いいじゃん、1日ぐらい☆

 よし!屋上に行くか。」


ぐいっっと、

強い力で腕を引っ張られる。


「え、ちょ、、、え?、、待って。

 部活は?いいの、行かなくて?」

いまだ、腕をつかまれたまま・・・。


「いいの☆たまにはね。

 部長は・・・怒りそうだけど。」

本人が良いって言ってるんだから、

いいのかなぁ・・・???


僕たちは屋上に向かって、

2人で走り出した。


途中途中で、

ちょっかいをかけてくる光輝と、

その隣で、

転びそうになりながら走る僕。


この瞬間、久しぶりに僕は、

本気で笑うことが出来ました――。
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