君と見た空。
まだ、僕は、

茜に惚れている。


あの日、一目惚れした時から、

一度も彼女を

忘れたことなんてなかった・・・。


「じゃぁ、なんで

 いかねぇんだよ!?」

光輝はバッと起き上がり、

声を張り上げた。


「行かないんじゃないんだよ。

 行けないんだ・・・。」

僕はゆっくりと起き上がり、

小さい、小さい声で言った。


「好きなんだろ!?

 なんで行ってやんねぇんだよ?」

僕は光輝のほうを

キッと見た。


「好きだよ!!

 茜のことは大好きだよ。

 だけど、好きだから、、、。


 好きだから離れるんだよ!!!」

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