君と見た空。
茜のお母さんは、

僕たちを微笑ましそうに見ていた。


――2人の視線が、再び交わる。

もう、合うことがないと思っていた瞳。

やっと、、、逢えたね、、、


茜は微笑み、

ゆっくりとベットから起き上がり、

僕のほうへと歩いてきた。


「ずっと、待ってたんだから。
 
 でも、幻滅したでしょ?こんな姿。」

彼女の瞳には、

涙が溜まっていた。。。


僕は、首を振った。


「するわけないじゃん・・・。

 茜に会えない間、ずっと、

 君だけのことを考えていたんだ。」

近づく視線。。。


茜のお母さんは気を利かせてか、

いつの間にかいなくなっていた・・・。


「茜、、、愛してるよ。」

ガラス越しのキス。。。

僕たちの、、、最後のキス。


「・・・っかね!?茜!!」

彼女は、幸せそうに、

あの空へ羽ばたいて行ってしまった――。
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