君と見た空。
とりあえず、僕は体育座りをして、

廊下をぼうっと見ていた。


何もすることがなくて、とにかくヒマ・・・。

「写真どこいったんだろ??」

僕が昨日撮ったちょうど今ぐらいの時間の、

少し赤く染まり始めた空――。


「結構気に入ってたのに・・・。」

ハァ・・・。とため息をついてみる。

何にも変わるわけないのに。


あまりにも時間が長く感じられて、

廊下にいるのも飽きてきた。


「もう一回教室見てみるか・・・。」

僕はゆっくりと立ち上がり、

ズボンについたゴミをはらう。


そして・・・

教室へ歩き出した。
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