何度でも君を・・・



ビクッッッ!!



そこには、あたしと双子の“零”が立っていた。



「なんで今日学校来なかったのー!?あたし、昨日、今日は千里と学校行くからって行ったよね――!?」



「…っ?」


また知らない人の名前が出てきた。


千里って誰??



「うっそ!もしかして、言ってなかった――??」



あ…そっか、この人、まだ知らないんだ。



あたしが記憶喪失になったこと…。




「えっと…その…」



「ん??何?」



「あたし―――記憶喪失、なったみたいなんです…」



「っは?何言ってんの?」



“零”は、意味が分からない、と言う顔をしていた。



「自分のことも、友達のことも何もかも、覚えてなくて―――」



「うそ、でしょ…。なんで…」



「理由も、わかんないんです。ごめんなさい…」



「今までの事も全部わかんないの…??あたしのことも??」



「っごめんなさい…」



「…そっか。ショックだけど、仕方ないよね…。だから今日学校来なかったんだ。」


「はい…」


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