何度でも君を・・・



「正解!布田(フダ)に感謝しろよ!!」



「は~い…」



その瞬間、なにかが頭をよぎった。



『…に感謝しろよ!』



…あたしは…。



前にも同じことを…



それと同時にものすごい頭痛が襲った。



っ…



なに、これ…



「天野?大丈夫か??」



彼にしゃべりかけられたとたん、頭痛が和らいでいった。



「うん、大丈夫。あ、ありがとね!!」



そういえばさっき、この男の子に助けられたんだった…。



「いいよ全然!」


男の子は笑った。


笑顔が似合う男の子だなぁ…



「えっと…」


名前、なんだっけ…??



「布田だよ!」



そう言って、笑った。



「布田くんかぁ。ありがとう!」



「もうぼーっとすんなよ!」


「しないよ~」


あたしたちは、授業が終わるまでずっと小声でしゃべっていた。


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