何度でも君を・・・


次の日。


「(そーいえば、一緒に学校行くって行ったけど…待ち合わせとか時間とか、知らない…)」



実は昨日、ご飯を食べてお風呂に入った後に、疲れてすぐ寝てしまったのだ。



そう思いながらも零ちゃんに一応告げておく。



「零ちゃ~ん」


「何~?」


「今日あたし、零ちゃんと一緒に学校行けないからぁ~!!」



すると、零ちゃんはきょとん、とした後に言った。


「あっわかった~!布田と一緒に行くんでしょぉ~」


ギクッ



「な…なんでわかるの?」


零ちゃんはニヤニヤしながら口を開く。


「だって~舞が待ち合わせなんて…ほとんどないもん」


ひどっ…


あたしにも友達くらいいるよ!?


そう思ったが、零ちゃんはさっさと自分の部屋に行ってしまった。


…。



あたしも自分の部屋に戻ろう…。



自分の部屋に戻り、長い髪をアイロンでまっすぐにする。



今日は、ストレート!


…の気分。



いつもは巻いてるけど…


その日の気分によってかわる、あたしの髪型。


今の時期に結ぶのは、さすがに寒すぎる。


いくら学校が暖かいからって…。


登下校に体がもっと冷えるのはごめんだ。



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