何度でも君を・・・



雄輔と話しながら学校までの道のりを歩く。



ところどころに同じ学校の人がいて、すごく見られてるような気がする…!!



恥ずかしいよぉ…。



そして、教室についた。



教室の戸をガラっと開けると、



「舞!?」



瑠璃ちゃんがあたしに気づいて驚きながら近づいてきた。



あたしは、その瞬間、雄輔の手をぱっと離してしまった。


~~~だって恥ずかしいんだもん!


「ちょっと来なさい!」


そう言った瑠璃ちゃんに、あたしは連行された。


チラっと横目で雄輔を見れば、笑って手を振られた。



あたしは「ごめん」と口パクで言いながら、あたしを引っ張る瑠璃ちゃんについて行った。



一気に屋上まで上がった。



つ、疲れたっ…


「舞!!」


瑠璃ちゃんが目を輝かせて聞いてくる。



「どうなってんの!?」


「え~…どっから話せばいいの?」


「そりゃぁもう最初から!」


最初…昨日のことからか…


長くなりそう…。



それから、瑠璃ちゃんに昨日のことを付き合った流れをおおまかに話した。


瑠璃ちゃんは興奮ぎみにあたしの話を聞いていた。

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