何度でも君を・・・


すると、瑠璃ちゃんが何か思いついたような顔で言った。


「ねぇ舞!」


…若干、聞きたくないんですけど。




「…………何。」



「舞から誘っちゃえば!?」



「はぁ??」


何を。


「だから、キスよ、キス!!」



キスぅ??


「あたし、したいと思わないって言ったじゃん」



「なんでよぉ」


「別に…てかそんなことできない」


「ふぅ~ん」


何、そのおもしろくないような顔。


人をおもしろがるのはやめてください。



…………………あっ!!


そういえば、瑠璃ちゃんに聞きたいことがあるんだった!



「ねぇ、瑠璃ちゃ」


キーンコーン…



あ…これって…


「やばっ!舞、行くよ!!」


「う、うん」



あたしたちは急いで教室に向かった。



< 357 / 451 >

この作品をシェア

pagetop