桜、月夜、愛おもい。
公園につくと、真っ先に園内の隅に横たわる、木を見つけた。
それから、その上に座る、凛桜を見つけた。
私は駆け寄る。
「凛桜!」
声をかけると、凛桜は私に気付いて微笑んだ。
その顔に、胸の奥がきゅうっと痛くなる。
「来ると思ってた」
凛桜はそう言うと、木から降りてきた。
いつもと変わらず微笑う凛桜に、私は堪らず抱き付いた。
「っ…ぅ……よか、った…」
出てきた涙を、凛桜が指先で拭ってくれる。
私は腕の力を強くして、凛桜の胸に顔を埋めた。
そこで、気付いた。