花にアラシ
そんな少女の姿に、ミルクゴールドの男がコイツだよ、と中央の男を指差した。
余計な事を、と低くうなった中央の男。
少女はゆっくりと歩を進め、中央の男に近づいた。
目の前まで行こうとした少女に、それ以上近寄るな、と鋭い声が飛んだ。
「…では、失礼ながらもこの距離からご挨拶させていただきます」
少女は困ったように眉を下げ、だがやはりその顔には笑みを浮かべている。
そして。
「昨日付けで国見嵐さんの妹になりました、国見華です。」
そういって、笑った。
花にアラシ
(まるでこれは嵐のようだと)(あの瞳に総てを奪われる)