○○を想うと~special Fan book~


藤堂は盗聴用のイヤホンを仮面に忍ばせる。



そして、喜多川が部屋の中に完全に入ったのを確認すると俺たちは再び屋敷の中に入っていった。



「様子はどうだ?」

「今のところ大丈夫。なんだかエロいことが始まりそうな空気はありますけどね。」


そう言って、藤堂はフフっと笑った。




エロいことねぇ……。




俺はこれから始まるであろう、大捕物を想像してククっと笑うと




「ま、喜多川にはラーメンが生んだ縁だと思って我慢してもらおう。」




この全裸パーティーの会場となっている、鹿鳴館倶楽部・シークレットガーデンは大きな洋館。


大きなパーティーが行える大広間が何部屋もある。



「このデカイ洋館の中から喜多川を探しだすのは至難の技ですね。」



藤堂はフゥとため息を吐いて、疲れたような目で俺を見る。
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