○○を想うと~special Fan book~
パーティーが行われていたこのフロアーだけで、Aクラス・Bクラス・Cクラスそして、俺達の潜入したSクラスと大きなパーティーが開ける部屋が4つもある。
その上にもしベッドルームがあるとしたら……恐ろしい数の部屋があるだろうな。
俺もそれを考えると、少しウッとするが……そんなことは言ってられない。
なぜならば俺達は失敗の許されない特別な科、特務科のメンバーなんだ。
この戦いに負けは絶対に許されない。
「藤堂、行くぞ!」
俺は少し戦意の喪失した藤堂の肩をポンと叩いて、喜多川の待つベッドルームへと足を早めた。
急いでいるせいか、下半身のムスコかブランブランと激しく揺れるが、そんな些細なことは気にしてられない。
振り子時計のように揺れるムスコをそのままに、足をグングンと進めると
「桐谷くん!こっちこっち!!」
ある部屋の前で、田中さんが俺たちを小さく手招きして呼び寄せる。
「田中さん!」
「桐谷くん、ここに喜多川くんはいるよ!!」