○○を想うと~special Fan book~
「普通、SMで使われるロープは体を痛めつけないように普通のロープよりもずっとずっと柔らかい素材で作られています。だから…普通はこんなに細い、透明なテグスのようなものは使用しません。」
「う…ぐっ…!!」
「だけど…喜多川を縛っているこのロープ。
コレだけ硬質でありながら、体には一本の切り傷も赤みもない。
小松社長!!
コレが…あなたの会社の開発した新製品…ですねっ!!!?」
ビシビシィっ!!!
思いっきり
陽動作戦で小松社長を揺さぶると
敵は真っ青な顔をしながら
オロオロと所在なさげに
瞳を泳がせている。
――ふふっ。
これは勝負あったな!
心の中で勝利を確信し、
これは心の中でガッツポーズを作っていると
「な、な、ナニを言うんですの?!
こんなものがわが社の新製品なワケないでしょう?!」
小松社長は往生際悪く
最後の足掻きを見せる。
「小松社長。
これは世紀の新発見です。
硬度がありながら十分な柔軟性のあるこのヒモ。テニスやバドミントンのガッドにも使えれば、ブラジャーのワイヤーとしても使える、正に万能の繊維です。」
キラ~ン☆
最後の攻めにとっておきの笑顔を見せると、小松社長は足元から崩れるようにヘナヘナと床に倒れこむ。
「こ、これは世に出す製品ではないわ…っ!!だって…コレは個人的な趣味の為に作ったものなんですもの…!!」
鉄仮面に全裸
そして赤いピンヒールを履いたまま
泣き崩れるカノジョの姿は
まさにド変態。
どうやらカノジョ曰く
SMプレイのあの紐にいつも不満を抱いていたらしく。
透明な繊維のロープを作って芸術的にオトコを縛ってみたいとずっと思っていたようだ。