完璧男子
 みんなで話してたうちの1人がこっちを向いた。




「あんたってさ、バカだしぃ、運動音痴だしぃ、ブスだしぃ…全然蓮君と釣り合ってないよ? 窓から飛び降りたからその……足♪ 引きずってんのよね?」


 クスッと笑うとくじいた足を強く蹴った。



「ばぁか!! バカなくせに調子にのってんなよ!!」


 くすくすと笑いながら去って行った軍団。




 いったいなぁ…。



 保健室行こうかな…。



 ゆっくりと体を引きずりながら保健室に向かう。





「失礼します」

「あら? いらっしゃい。 どうしたの」

「足をちょっと…」

「見せて」


 先生の前に足を出した。



「あらぁ…派手にやったわね。 何したの?」

「2階から飛び降りました…」

「女の子がしちゃダメよー。」

「ごめんなさい…」




 …先生が少し触るだけで痛みが走る。







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