ピュアハート 2


一人の女の子がコソコソと声を掛ける。

「ねえ、マコ。この前の彼はどうしたのよ?ちゃんと誘ってくれた?」

「あ…うん。でも断られちゃって。ごめんね。」

「えー、残念。ま、でも来たら来たで男1人余っちゃうからね。気にしなくていいよ。」


それだけ話すと、自分の向かいの男と何か喋り出した。

マコはというと、隣にあの爽やか君がいて、何やら色々と質問されてるみたいだ。


あ、赤くなって俯いた。

あいつ、マコの髪を触ってる。

うわー、触るなよ。

次は肘で小突かれてるぞ。

何が楽しいんだよ。笑うな。

あー、イライラする。

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