初恋は前途多難! ~朗らか社会人とメイド女子高生 【1:出会い編】
――なんだか、シンさんの様子が少し変。
スマートな仕草でエレベーターに乗せてくれたけど――
「……」
その後は、無言。
「……」
あたしも黙ってエレベーターに連れて行かれるがまま。
でも……なんだか気まずい。
さっき、変なこと言われたし――……
みんなあたしに目を奪われてる、だなんて……
あるわけない……そんなこと……
「……ごめん」
さっきのシンさんの言葉を自分の心の中で色々と考えて否定していると、不意にシンさんが小さく口を開く。
「え……?」
「みんながさつきちゃんを見ていたんだ。――今日は2人きりで誰にも邪魔されないはずだったのに……予想外の事態だったよ」
完全なやきもちだよ、と落ち込んだ口調で呟くシンさん。
「そ、そんなことないですっ! みんな、シンさんに見惚れていたんだと思います」
慌ててあたしがシンさんの顔を見上げてそう言うと、
「ありがとう。――でも、男の人にじっと見られる趣味はないかなぁ。向こうだって、男をじっと見る趣味はないと思うよ?」
そんなことを言われ、あたしの頭と表情がフリーズ。
「え……」
「あははっ! ――さぁ、到着したね。行こう」
凍りついたあたしを溶かすように、エレベーターが目的の階の到着を知らせるベルをひとつ、涼やかに鳴らした。
スマートな仕草でエレベーターに乗せてくれたけど――
「……」
その後は、無言。
「……」
あたしも黙ってエレベーターに連れて行かれるがまま。
でも……なんだか気まずい。
さっき、変なこと言われたし――……
みんなあたしに目を奪われてる、だなんて……
あるわけない……そんなこと……
「……ごめん」
さっきのシンさんの言葉を自分の心の中で色々と考えて否定していると、不意にシンさんが小さく口を開く。
「え……?」
「みんながさつきちゃんを見ていたんだ。――今日は2人きりで誰にも邪魔されないはずだったのに……予想外の事態だったよ」
完全なやきもちだよ、と落ち込んだ口調で呟くシンさん。
「そ、そんなことないですっ! みんな、シンさんに見惚れていたんだと思います」
慌ててあたしがシンさんの顔を見上げてそう言うと、
「ありがとう。――でも、男の人にじっと見られる趣味はないかなぁ。向こうだって、男をじっと見る趣味はないと思うよ?」
そんなことを言われ、あたしの頭と表情がフリーズ。
「え……」
「あははっ! ――さぁ、到着したね。行こう」
凍りついたあたしを溶かすように、エレベーターが目的の階の到着を知らせるベルをひとつ、涼やかに鳴らした。